にくきゅうぷにぷに

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「あはは! ごめんごめん、冗談! その言葉が聞きたくて、つい!」 「全く……。焦っただろ」 「ごめんって」 ……恭司とは、これからもずっと仲の良い友人でいたいな。 それに、学生時代は恭司にたくさん助けてもらったから、これからは俺も恭司のことをたくさん助けていきたい。 そんなことを思っていたら、店の入り口に城矢の姿が見えた。 「あ、城矢! こっちだよ」 手を上げて声を掛けると、城矢はすぐに俺に気付き、こちらへ歩いてくる。 「ナナちゃん、待たせてごめんね。こちらの方は……?」 「あ、えっとーー」 俺が恭司を紹介しようとすると、それより先に恭司がパッと立ち上がり、城矢に笑顔を向ける。 「初めまして。七生の友人の、永瀬 恭司です」
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