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それを受けた城矢も、にこりと笑い返して。
「こちらこそ初めまして。城矢 玲です」
「城矢さん、凄いイケメンですね。芸能人とかですか?」
「はは、とんでもないです。でもありがとうございます」
「ほんとにイケメンだけどな〜。さて、七生の友達とも会えたことだし、俺は帰るよ」
恭司はそう言って、ソファ席からバッグを手に取り、肩に掛ける。
俺もその場に立ち上がり、「恭司、またな」と伝えた。
……すると恭司は、不意に真剣な顔付きとなってーー俺の顔をじっと見つめる。
「恭司?」
「……あのさ、七生」
「うん。何?」
「……今度会った時に、俺、お前に大事な話があるんだ」
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