にくきゅうぷにぷに

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やがて唇がゆっくりと離れると、城矢は熱っぽい瞳で俺を見つめながら、どこか気恥ずかしそうに、こう言った。 「俺も男同士でするのは初めてだから、上手くリード出来るか分からないけど……」 「あ、うん……」 「えっと……押し倒してもいいですか?」 「はは。えっと、はい」 経験豊富そうな城矢が明らかに緊張しているのを見て、俺はこんな状況にもかかわらず、思わず笑ってしまった。 パイプベッドの上に二人で移動し、どちらからともなく再びキスを交わし合う。 しかし先ほどのキスとは違ってーー口内に、城矢の舌が侵入してきた。
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