にくきゅうぷにぷに

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「う、うん。ちゃんと言ってなくてごめん。りょ、両想い、ですね。俺も城矢のこと……す、す、好き……なので」 緊張しすぎて、めっちゃ噛んだ……。変に敬語になってしまったし。 「本当⁉︎ 嬉しいよナナちゃん!」 城矢はそう言うと、俺を覆うかのようにガバッと抱き付き、そのまま強く抱き締める。 痛いっつの。でも嬉しい。 幸せだな。 「ナナちゃん、本当に大好き。大事にするよ」 「……俺も」 見つめ合って、キスを交わした。 そのまま角度を変えて、何度も何度も。 キスすら、まだ慣れなくて恥ずかしい。だけど、これからも何度でも城矢とキスしたいって思う……。 今日から恋人同士。 これからもよろしくな、城矢。
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