お手!

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そして、今日はその週末である金曜日。 仕事終わりに二人で外で飯を食ってから、城矢の自宅アパートへやって来た。 その後は……まあ、そういう流れに。 最近は、セックスにも多少は慣れてきたのか、痛みはなくてとにかく気持ち良いと感じるようになってきた……。 城矢のセックスは、丁寧で優しい。 まあ、他の人とセックスしたことはないから比べたわけじゃないけど……。 城矢と身体を重ねると、とても幸せな気分になる。 何度身体を重ねても恥ずかしさは消えないけれど、それ以上の幸せな気持ちで心が満たされていく。 もちろん、セックスなんかなくたって城矢が隣で笑ってくれているだけで、じゅうぶん幸せだけど。 ーー… 「ナナちゃん、身体大丈夫?」 行為後、ベッドで微睡んでいた俺の隣に腰掛けた城矢がそう尋ねた。 「うん、平気」 「良かった。今日、いつもよりちょっと激しくしちゃったから心配で……」 「ほ、本当に大丈夫だから」 確かに、今日はいつもより激しめだったかな?それでも優しかったと思うけど。 それに、激しいのも凄い良かったし……。
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