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「ナナちゃん、今日凄い締まる……ッ」
「は、あっ、あ……!」
城矢の腰の動きが、大胆な抜き差しに変わっていく。いつもより激しくて、俺の理性なんて今にも吹っ飛んでしまいそうだ。
「あっ、あっ……! 城矢……!」
「ん、ぁ……っ、ナナちゃん……気持ち良いよ……」
「ぉ、俺も、ぁっ、っ!」
イイところを集中的に突かれ、一瞬目の前が真っ白になるのと同時にーー俺は限界を迎えた。
「……っ、ぁ」
城矢も、俺が達したのとほぼ同時に欲を吐き出したようで……繋がったまま身体を僅かに震わせるのが分かった。
二人分の荒い呼吸が交わいながら、ゆっくりと落ち着いていく。
「ナナちゃん……」
「んっ……」
唇にそっと落とされる温かなキス。
城矢とのキスは、いつも凄く安心する。
「ナナちゃん、大好き」
城矢の優しい瞳と声に、俺の気持ちはどこまでも甘く溶かされていく。
「俺も、好き……」
口下手もコミュ障も、すぐには治らないかもしれないけれど……城矢へのこの想いだけは、ちゃんと素直に伝えていきたい。
この先も、ずっと。いつまでもーー。
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