くーん

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しばらく浅間さんと話し込んだのち、ふと顔を上げると、机を挟んだ向こう側で沢田さんが酔っ払いながら、城矢の腕に絡みついていた。 「あの二人、仲良いよね」 同じ光景を見ながら、浅間さんが笑いながらそう言った。 「そ、そうですね」 「案外、本当にくっついたりしてね」 「え⁉︎」 驚いて、思わず大きな声が出てしまった。 何、動揺してんだ俺……そんなに驚く内容じゃないだろ。 それにーー。 「で、でも沢田さんって、確か彼氏いるって前に言っていたような……」
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