くーん

34/42
前へ
/192ページ
次へ
それからしばらく、城矢が楽しい話をたくさん繰り広げてくれた。 本当、トークの引き出しが多い奴だな。 でも城矢の話には一切の嫌味がなく、誰かの悪口を言ったりせず、明るい話ばかりだから、とても楽しいし心地が良い。 だからこそ、俺からも何か話して城矢のことを楽しませたいけど……。 「ナナちゃん? 急に難しい顔して、どうかした?」 「……あのさ、ちょっと暗い話してもいい?」
/192ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1179人が本棚に入れています
本棚に追加