もふもふ

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その日の仕事終わり、俺はコンビニでゼリーや飲料など体調不良でも口にすることが出来そうなものを買い、ナナちゃんの自宅アパートまでやって来た。 メッセージの返信は、今日はまだない。 アパートにはいると思うけど、急に押し掛けたら迷惑かな。 でも、体調が悪すぎて倒れてたら大変だし、ポメラニアンになってたら助けを呼ぶことも出来ないかもしれない……。 玄関の前まで到着し、インターホンを鳴らす。 寝ていたかなと不安になるが、すぐに扉の向こうから足音が聞こえてきた。 そして……。 「す、すみません。今、体調悪いので、扉越しに用件聞いてもいいですか……」 扉の向こうから聞こえてきたナナちゃんのその声は、呼吸も乱れていて、かなり具合が悪そうだった。
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