もふもふ

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「城、矢……っ、早く手、離して……っ」 「やだ。このままイッて」 「……あっ」 我慢は効かず、俺はあっさりと快感に負けてしまった。城矢の手の中で、欲望を吐き出したのだ。 「はあ、はあ……」 肩を上下させながら、呼吸を整える。 とんでもないことをしてしまったという後悔と羞恥は募るが、発情の症状は少し落ち着いてきた気がする。 「ナナちゃん、大丈夫?」 「ん……」 どこかぼんやりとしながらも、城矢と視線を合わせないように気を付けた。今、視線を合わせるのは恥ずかしすぎる。
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