ぼくのすきなひと

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ぼくのすきなひと

 好きな人がいる。  五つ年上の、お隣のお兄ちゃん。  好きだから毎日、一緒にいたい。  好きだから毎日、顔を見たい。  好きだから毎日、全身で「好き」を伝えたい。  ただそれだけのことなのに、いつもお兄ちゃんは「刷りこみだ」とか「勘違い」だとかで、まともに取り合ってくれない。  誰よりも「好き」なのに。  どうしたら伝わるのかなあ。  
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