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おじちゃんは俺の頭の上に胡座をかいて座っていた。
僕が大好きだったおじちゃんによく似ているが、一体どこのおじちゃんだろうか?
「おじちゃんは、どうして僕の頭にいるの?」
「うーんよくわからんの、気づいたら雫になってお前さんの頭に落ちとった。きっと、お前さんの髪の毛が羨ましかったんだろうな」
しみじみと話すおじちゃんは何処か悲しげだ。
「僕の頭にいたらおじちゃんは嬉しいの?」
「う〜んどうかの、確かにふさふさしとるが、ちーとばかし、これじゃない感じがするの」
ふさふさか…
取り敢えずお風呂にはいろ。おじちゃんは頭からどく気がないみたいで、ずっと俺の頭にいる。
少し気になるが、そのままお風呂に入った。
ふースッキリした。
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