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人間ドックではないので、腹部エコーはやっていなかったが・・・
「点滴で抗生剤を入れます。あと薬を処方しますから」
石・・石・・・石・・魔法の石が体内にあったとは・・・
ぼんやりと考えていた。
そう言えば猫のマンチ姫も、膀胱炎の時に、獣医さんから尿内に石がいっぱいあって、治療しましょうと言われたっけ。
飼い主と猫の両方が石持ちとは・・・・トホホな問題だ。
ぼんやりと考えていた時に、ドクターが声をかけた。
「血液検査の結果が悪かったら、ご自宅のほうに電話します。
後は点滴が終わったら、会計をすませて、帰っていいですよ」
うーーーーん
電話があったら、やばいのか・・・
点滴は２時間以上かかったが・・・気分的には楽になった。
具合が悪くなったら、クリニックにすぐ電話できる。
平日なので、そこは心配ない。
ズクズクズク・・
点滴の針を入れた部分に、痛みが出て来た。
見上げると、点滴の液が落ちていない・・・
「針の所、痛いですぅ・・・・」
私は看護師さんに声をかけた。
「ああ、針がはずれちゃったのね。入れなおさないと・・・」
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