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点滴は針がはずれて、何回か途中で針を入れなおしてもらった。
脱水のせいで、血管が細くなっているのだろう。
会計をすませて、近くの処方箋薬局で薬を買った。
薬剤師さんが、丁寧に薬の説明をしてくれたが
「あの、具合が悪いので、もういいです」
と言ってしまった。
帰りは点滴効果のせいか、何とか歩く事ができた。
帰り着くと、気力を振り絞って、おしっこまみれの衣服を何とか洗濯機につっこんだ。
その後、リビングのこたつで、寝転がってふとんをかぶった。
少し眠って・・・目が覚めてから考えた。
血液検査の結果が悪かったら、電話がある・・・・
母の病気の時に経験があった。
やはり、血液検査がひどく悪くて、夕方にドクターから、直接電話が入った。
入院できる大きな病院に、紹介状(診療情報提供書)を書いてもらうレベルだった。
もし、同じなら・・・
そうなると、長期闘病、入院、場合によっては手術だ。
母の時は、その紹介状で失敗した。
母が、強く<自宅から近い病院がいい>と言い張ったのだ。
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