魔法石の顕現

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魔法石の顕現

<魔法石の顕現・戦い1日目> 目覚めたのは春色ではなく、強烈などす黒さだった。 いや・・ 強烈なみぞおちの痛み。 痛みは強い力で、押さえつけられるようにグイグイ来る。 これまでの人生で体験したことのない痛みだった。 横隔膜が上がりっぱなしで、呼吸が、息が、・・・入りにくい。 吸う息が入りにくい・・・ 寝て横になっても、楽にはならない。 痛みのひどさで、何とか布団の上に正座し、胸に強く拳をあてて、かがむように背中を丸めた。 時計を見ると夜中の12時だった。 この痛みは異常だ。警告音が頭蓋内で鳴る。 やばい、やばい、やばい・・・ まずい、まずい、まずい・・・
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