大腸カメラとは

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これが例の2リットルの水分を飲むやつだ。 看護師さんが、腸内洗浄剤(薬剤2種類ブレンド)を作ってくれた。 机の前に、時計、用紙、ボールペン、メモリ付き400ml入る紙コップ それにドーンと2リットル透明ビニールポリタンクの容器。 袋には、4か所線が引いてあり、そこには30分ごとに 時間がマジックで書いてある。 ペースで言えば、30分で500mlを飲んでいかねばならないのだ。 2時間で2リットル完食ならず、完飲みしなくてはならない計算だ。 1000飲むと、下痢が始まるらしい。 下痢が始まらない場合や、気分が悪くなったらすぐに連絡するように 言われた。 「あと、歩いたほうが腸内の動きが活発になるので、歩いてくださいね」 看護師さんが笑顔で言った。 用紙に、飲み始めの時間を記入する。 用紙は下痢の起きた時刻と、便の状態を記入するためのものだ。 5種類の下痢の状態の写真があり、その都度、何番目の便の状態か記入する。 「最後の5番目の状態になったら、トイレの呼び出しボタンを押して 呼んでください。 検査できる状態か、確認しますから」
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