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「だいたい8回から9回の下痢で、検査できる状態になりますよ。」
そう言ってくれる、看護師さんの笑顔がまぶしい。
カーーーーン
私の脳内でゴングが鳴り響いた。
2時間の勝負が始まった。
コップに最初の250を入れて、100くらい飲んでみる。
塩味があるスポーツドリンクの甘さ薄目の味だ。
2時間・・トイレの付近で常にスタンバイせねばならない。
2時間・・何をするのか。
歩けと言ったな・・
財布を持って、下痢が始まる前に病院の売店に向かった。
週刊誌を2冊買う。
戻るとまた、二口ほど100ぐらい飲むことができた。
まずは最初の30分で時間通り、クリアした。
また、250をコップに注ぐ。
一口飲む。
控室は検査の待合室になっていて、いろいろな人が出入りする。
しかし、私のようにコップと時計と2リットルの袋を目の前に置いて、
格闘している人は誰もいない・・・
寂しい・・・
週刊誌をパラパラめくり、少し面白そうな記事を見る。
読むのは難しい、写真とか漫画のほうが気楽でいい。
立ち上がって、また、飲む。
50くらいは飲めた。
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