大腸カメラとは

6/7
前へ
/11ページ
次へ
「その時は、検査前に浣腸します」 と、あっさり言われた。 浣腸かぁ・・ やるほうもやられるほうも嫌だよね。 頑張って1250まで飲んだ。 6回目と7回目のシャァァァァーーー(ほぼ水分)で色が薄くなり、 浮遊物が確実に少なくなっている。 あと、少しだ。 一口飲む、立つ、腰をひねる動作をする。 それを繰り返す。 最初のトイレから2時間経っていた。 トイレ回数は9回を数えた。 便器の中は薄い黄色で、浮遊物なし・・・ これだっ!!! 最後の写真と同じ!! トイレットペーパーをお尻に挟んだまま、ズボンをあげて、 恐る恐る、トイレの呼び出しボタンを押した。 ピンポーン、ピンポーン 控室に音が鳴り響く。 私はトイレのドアを半開きにして、看護師さんを待った。 「あのぉ、最終確認お願いします」 看護師さんが便器を覗いた。 「大丈夫ですね。浮遊物なしでOKです。流していいですよ」 ああ、洗浄は終了したのだ、 私は再度便器に座り、達成感に浸った。 と、浸る前に シャァァァァーーーと出てしまう。 腹圧をかけると、水分が勢いよく出て行くのだ。 これは危険だ。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加