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だいすきだよ
終わりを迎えたあの日
あなたの言う言葉
何も言い返せずにただ俯いた
馬鹿らしいな もういっか
あなたと歩いてた道
ひとり足を進め
思い出すんだ幸せな日常
ただ心が痛い痛い
「そんなんさっさと忘れろ」
「意味はないよ諦めな」
四方八方から降る雨
はいはいわかってるよ黙れ
ばかにしないでよ!
私の好きがその程度だったって
本当にそう思っているの?
ならば鈍感すぎるね
気づけよばか!
ふざけないでよ!
誤魔化さないで目を合わせてよ
話をしてはくれないの?
はやく本音聞かせてよ
逃げるなばか!
終わりを認められぬまま
日々は過ぎ去ってゆく
思い出してしまったあなたの笑顔
忘れられない もう嫌だ
あなたと話してたこと
思い出し笑い零して
我に返りため息をつく
視界雫で滲む揺らぐ
「本当に大好きだよ」
「ずっと好きって言ってて欲しい」
輝く思い出に咲く花
キラキラ光っては散った
ばかにしないで!
私の言葉全ての重みを
あなたはまだ知らなかったの?
流石にそれは嘘でしょ
別れよばか!
ふざけないでよ!
好きか嫌いかわからないとか
本当にずっとそうだったの?
それは不誠実すぎるよ
償えばか!
「ごめんもう無理さようなら」
突き刺さったその言葉は
ぐるぐる頭の中を回る
どうして
笑わせないで!
納得して欲しいというのに
どうして話してくれなかったの?
ねぇ
ずっとわからないんだ
何がそんなに嫌だったの?
最初から全部嘘だったの?
なんてごめんね 私が嘘つきだ
わかってたんだ
気づいてたんだ
さよならしよう
時が止まってるのは私だけ
もうきみは忘れちゃった?
なんて
まだ抱き締める想い
だいすきだばか
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