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それから数日後。放課後の教室に僕は呼び出されていた。
「秘密にするって言ったのは光希くんだよね?なのに休み時間すぐこっち来るし、移動教室も一緒に行こうとするし、バレそうでヒヤヒヤするんだけど」
…はい、アキの言う通りです。嬉しくて、隙があればすぐ構ってしまう。それをクールにあしらう姿も、時々照れたように赤くなる顔も可愛くて仕方ないのだ。
「だから言ったじゃん?僕はアプローチを辞めないって。…それと、学校では『川原くん』って呼ぶんじゃなかったの?」
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