夜叉

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夜叉

会えなくて寂しい 寂しくて不安で苦しくなる 自分だけ好きなのがつらくて 全てを終わりにしたくなる 破壊の衝動 会えば全て解決するの 顔を見て少しでも貴方の温もりに触れれば 穏やかになっていく 光で闇が消え去る 仕事が大変で会えないのは わかってるつもり でも約束がずれてずれて 会えないのが続くと 私なんて...と、暗い闇に飲み込まれる いつもなら耐えられることも 自分の妄想が抑えられない 自分の孤独と不安が溢れてきて 暗い闇におちていく 地獄の業火のような情念で 夜叉へと変わる自分を必死で抑える 今誰といるの 本当に仕事? 吐き出したくなる不安を飲み込む 彼の前では笑っていたい 不安も全て飲み込んで 笑っていたい 心の闇が溢れて 不安で真っ黒になっていく 暗い泥水に落ちていく クリスマスには 文房具をプレゼントしよう 私のかわりに そばに置いてほしいの そんなことを思って お店を見てまわる 暗い闇を 明るい希望で照らして この闇が消え去るように祈る 貴方のそばに置いてほしい 貴方の笑顔のような優しさのある 木の温もりのペンを探す このペンを私だと思ってそばに置いて 言えない想いを託す 万年筆は面倒でインク入れなそうだもの ボールペンなら会うたびに リフィルを交換してあげる ずっと続く ずっとそばに置いて 早く会いに来て 私をこの暗い底から救ってほしい 貴方しか欲しくない 貴方が欲しい
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