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「あの・・・」 みんながお祭り騒ぎを続けている中、さっき写真を撮ってくれた在学生の子が、わたしに話しかけてきた。 「さっき、話が聞こえて・・・」 バッサリと短くショートにした髪の毛から、まだ幼い顔が覗いている。 「その・・・」 お祭り騒ぎの中心にいる、創さんを見たのが分かった。 「おめでとうございます・・・。」 頑張ってそう言ってくれているのが分かり、わたしは優しく笑い掛ける。 「ありがとう。」 そして、少しだけその子の頬を撫でた。 「素敵な男の子と、素敵な恋愛してね?」 そう言ったその子の目からは、綺麗で純粋な涙が一筋流れた。
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