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「じゃあ、創さんまた明日。」 恥ずかしそうに、でも嬉しそうに俺に笑い掛ける友里に、俺も笑って頷く。 「えー?今日は2人で会わないの?」 「うん。創さんが、今日は両親とって。」 「さっすが~!!そういうところは大人の男の人だよね~!!」 そんな話でまた盛り上がり、友里の代のメンバー達は、体育館の横にあるミーティングルームから、廊下を並んで去っていく。 皆と一緒に並んで歩く友里の後ろ姿を見る。 白地に薄い紫色の花が散りばめられ、濃い紫色の袴を履き、髪の毛をアップにした友里の姿。 その友里が、 俺を、 振り返った・・・。 そして、俺の大好きな、あの屈託のない笑顔で、笑った。 その時・・・ 早川の高校の卒業式、 俺を振り返ることなく去っていった、制服姿の早川が・・・ 俺を振り返り、笑ってくれたように見えた。 そして、俺も笑い掛ける。 卒業、おめでとう・・・。
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