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今更断れなくて、結局ついていくことになってしまった。 お店に着くと、先に学さんが席に座っていて、愛実を見付けると爽やかな笑顔で手を振ってくれた。 「ごめん、先にちょっと飲んじゃってた! 友里ちゃん久しぶり~! 相変わらず美人さんだね~!」 「学さん、もうすっかり酔っぱらってるじゃないですか!」 「もう、友里のこと困らせないでよ。 今何杯目なの?」 愛実と一緒に席に着き、愛実と学さんの絡みを微笑ましく眺めながらメニューを見ていく。 「悪い!遅くなった!!」 低い声が頭の上から聞こえ、思わずビクッとなった。 顔を見上げると、懐かしい顔がわたしを見下ろし驚いた顔をしている。 「早川?」 「吉岡先生、お久しぶりです。」 必死に挨拶をしたけど、絶対にちゃんと笑えてない。 どんな風に笑えばいいのかさっぱり分からない。 というか・・・学さん、わたしもいるって連絡してくれてないんだろうな。 「ビックリした!早川もいたのか! お前もちゃんと連絡してこいよ!」 吉岡先生が学さんの肩を軽くパンチすると、学さんはニヤニヤしながら「サプライズ~」と言っていた。
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