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【ある人達の話】
ここはとある市のどこかにあるアパート・星詠荘。2階建てでありそれぞれの階に6部屋あって、大人数集まれる談話室、そして何故か食堂もある。私と従兄は亡くなった祖父母からその星詠荘の管理人を受け継ぐ事となってしまったのだ
「…はぁ」
あ、そう言えば自己紹介してなかった。私の名前は立花 有理子(たちばな ゆりこ)。ある総合病院の薬剤部に勤務している薬剤師だ。見た目は…普通に近い、地味な感じ。肩までの黒髪に、一応は黒い瞳だけど…従兄曰く、この瞳はかなり変わってるとの事だ
「あれ、ゆりゆりじゃーん!やっほー!」
「…うげっ」
……苦手な人が来た…。今私の事をゆりゆりと言ったのは、癖がついた明るい茶髪に黄色い瞳の男性…201号室に住む大神 泰斗(おおがみ ひろと)さん。常にテンション高く、空気が読めないのか敢えて読まないのかよく分からない人だ
「ゆりゆり、何やってんの?」
「……特に何も」
「そうなの?じゃあさ、これから一緒に遊ばない!?」
「……何故…」
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