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翌日の午後。
体育の授業があった。
体育館での、バレーボールだった。
光は、あまり、運動が得意ではない。
今日も、活躍は出来なかった。
ため息を吐きながら、体育館を出て、更衣室まで近道をしようと、体育館の裏手に回った。
ショウタがいた。
そして、同じ清掃員の格好をした、中年の大柄な男もいた。
その男が、大声で怒鳴っていた。
「遅刻はするわ! ズル休みはするわ! おまけに女は次々変えるわ! お前サイテーだな! ろくな死に方、しねーぞ!」
男は本気で、怒っていた。
それなのに、ショウタは、小さく嗤った。
男が、顔色を変えた。
「何だ?! 何が、おかしいんだ?!」
「ろくな死に方か……いや、大島さん、オレのこと、良く分かってんなーって思って……」
ショウタは、呟くように言った。
「ふざけんなッ!」
大島という男が、いきなり、ショウタを殴った。
ショウタは、倒れた。
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