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僕の部屋のテーブル椅子に腰掛け僕を見つめる
夏凛さん。その様子が僕にはとても可愛く見えた。
「缶ちゃん、お風呂どうだった?
いい湯加減だったでしょ」
「はい、とても気持ちよかったですよ」
「そうでしょ、缶ちゃんが入る前に
私が入ったあとだからね」
「えっ!夏凛さん、先に入っていたんですか?!」
「そうよ、いけなかったかしら?」
「そんな事ないですけど.........(マジか!それなら
湯船から上がって身体を拭くんじゃなかった!
そのまま乾かせばよかった......)
どおりで、美味しいお湯だと思い....」
「美味しい?何だそれ?」
「あっ、いや間違えた、いいお湯の間違いでした」
「何言ってんだ?」
話をはぐらかす為
「この料理、夏凛さんが作ってくれたんですか?
食べて良いですか」
「何言ってんだよ、缶ちゃんの為に
作ったんだぞ、食べてくれよ」
超お嬢様の夏凛さんだけど何故か料理が上手
とても美味しいのだ、母親に「女は料理が
出来なければダメよ」と言われて小さい頃から
母親に教わって来たのだとか、その夏凛さんの
お母さんも母親から教わって来たらしい、
両者、超が数個も付きそうな財閥のお嬢様なのに
母親も夏凛さんもとても家庭的。
夏凛さんに関しては少し?の所もあるが......
夏凛さんが作ってくれた料理......
とても美味しい......何故かシローさんの
顔面凶器の笑っているかおが浮かんでしまった。
僕は心の中で(夏凛さんは僕のものだ!顔面凶器の
シローさんに渡してたまるか!)
そう思っていた。
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