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欲求不満でぐっすりと眠れなかったが
気持ちのいい朝だった。
着替えて事務所に行き
コーヒーとトーストを作り出来たところで
夏凛さんを呼びに行く。
しかし返事がない、「夏凛さん、夏凛さん」
と呼びながらノックをしたがそれでも返事がないので
「開けますよ」と言いながら扉を開けると
そこには、夏凛さんも副署長もいなかった。
急いで下に降りるとそこに
「ハアハア」といいながらの副署長と夏凛さんが
事務所のドアを開けて入ってきた。
「りんちゃんの散歩に行ってたんだ、
おっ!ありがたい!!コーヒーとトーストか!!
お腹空いてたんだ、ありがと!缶ちゃん」
夏凛さんはそう言いながらトーストに
かぶりついていた。
副署長にも水をあげると美味しそうに飲んでいた。
ふたりと1匹で朝食を食べている時、
夏凛さんの携帯が鳴った。シローさんからだった。
「姐さん!奴のヤサに男達数人が現れました。
男達5人の写真を送ります、ラーメン屋の旦那に
確認して下さい。
なるべく、面がわかるように取りましたが
わかりにくかったら、少し拡大して
見てください、お願いします
俺はこのまま見張っています。逐一連絡しますから
待機していてください」
「わかった、これから知り合いの刑事にも連絡する、
それと、沖林の写真を送るから確認して
シローはそのまま見張っていてくれ」
夏凛さんもそれだけ言って電話を切った。
「やっと動き出したようだな。よし、私たちも
行動開始だ」
副署長には留守番をしてもらう事にして
僕達はいつでも出動できる準備をした。
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