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「夏凛さん、社長さんに何を話していたんですか?」
大体の見当はついていたが一応聞いてみた。
「お爺さまとお婆さまに味方に付いてもらったのよ」
「そうですか!僕も心強いです」
社長と奥様が味方についてくれたら100人力だ
少し安心した僕だった。
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「さて、まずはどうするかな?
やっぱり会長に相談した方がいいよな」
「そうですね、夏凛のいちばんの力になって
くれる方ですからね」
私は、すぐに会長に電話をした。
「会長!ご無沙汰しています、加瀬です」
「これは、加瀬社長!お久しぶりです、
急にお電話なんてどうされましたか.........?
もしかして、夏凛のことですかな?」
「これは、これはさすが会長!察しがいい!
実はそうなんです、会長も今回のうちの会社の
名を騙った詐欺事件の事はご存知でしょう?」
「はい、知っています。夏凛が無事に
解決したと聞いていますが」
「そうなんです、それで私と家内で夏凛の
所に行って礼を言ってきたんですよ、
その時に......」
「もしかして、夏凛のお見合いの件ですか?」
「流石!会長解っていらっしゃる!
夏凛が本心を私たちに話してくれたんですよ」
「あの、助手の関谷くんのことですかな?」
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