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「何をおっしゃいますか!うちの息子の所に
最高のお嫁さんを頂いた加瀬さんには
感謝しても仕切れませんでした。
そんな母親の元で育った夏凛、
いい娘に育ってくれました。少しばかり
大酒飲みになってしまいましたがな、
これは、加瀬さんと私の遺伝ですかな?
しょうがないことですかな、ははははっ
そうだ!これは使えるかもしれないですな、
加瀬社長!うちの息子と理恵さんは
恋愛結婚でしたよね」
「そうです、そうですよ!それで行きましょうか!」
「自分達は恋愛結婚なのにどうして夏凛に
見合いを強要するんだ!夏凛の気持ちはどうするんだ!とあの頃の事を引き出してやりますよ」
「それは、いいですな!会長よろしくお願いします」
「はい、なんとかやってみましょう!
そのかわり加瀬社長!幻の名酒の件
お願いしますよ」
「はい、幻の名酒の事は任せて置いてください
それでは、よろしくお願いします」
電話を終えてすぐに新潟の関谷さんに電話した。
「関谷さんのお宅ですか?」
「はい、そうですが」
「加瀬です、先日はご馳走様でした。
ご主人は、いらっしゃいますか?」
「加瀬社長!こちらこそ色々とありがとうございました。主人ですね、少々お待ちください」
「もしもし、加瀬社長!この度は本当にありがとうございました。今日は?何か納めさせて頂いたものに
何か不都合でも......」
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