新、呑兵衛・夏凛と缶助の酔いどれ探偵捕物控 伍 

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さて、加瀬社長に、ああ言ったもののどこから 始めるか、まずは息子の謙蔵をどうするかだな。 幻の名酒か、早く呑んでみ......? これだ!これは使えるかも知れない、早速...... 「加瀬社長?呑辺です、すみません、ちょっと お願いがありまして、 関谷くんの実家で新潟産の地酒を数種類取り寄せて もらえないでしょうか......はい、種類は 5〜6種類で構わないです、ちょっといい考えが 浮かびましてね......えっ!本当ですか? それはまた丁度いい! 息子の謙蔵の考えを変える良いことが 思いついたんです、まあ関谷くん次第ですけどね 申し訳ありませんが、その名酒と地酒をよろしく お願いします」 よし、これで大体段取りは決まった。 あとは、夏凛からの連絡を待つとするか。 ************************************** 私が、いつ実家に行こうか悩んでいた時 携帯が鳴った、お爺さまだった。 「もしも〜し!夏凛か?」 「夏凛です、どうしたの?お爺さま」 「例の件、会長に話しておいたから 直接、夏凛から会長に電話してみなさい 会長も色々考えてくれたみたいだから 私達も出来る限り力になるよ、会長が 夏凛の味方に付いてくれれば 1000人力だからな」
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