26人が本棚に入れています
本棚に追加
「ありがとう!お爺さま!早速電話してみるわね」
私はすぐに実家のお爺さまに電話した。
「もしもし、お爺さま?夏凛です」
「夏凛ちゃんか、嬉しいな電話くれるなんて」
「そんな、お爺さまが私の力になってくれるから
って聞いたから」
「私も、加瀬の社長から言われたから
夏凛の味方になったわけじゃないぞ」
「えっ?どういう事?」
「私は最初から、夏凛の見方なんだよ、
だから、これからはこの爺ちゃんの
いう通りにするんだ、用意ができ次第
夏凛に連絡するから、もう少し待っていなさい」
「なんの用意なの?お爺さま」
「それは後の楽しみだ!缶助君は酒の方は
だいぶいけるんだよな」
「はい、缶ちゃんは私と同じくらいか、
もしかしたら私よりいける口かも知れないわ?
一体何をするの?お爺さま」
「だから、用意が出来たら夏凛に電話するから
その時は缶助君も一緒に連れてくるんだ。
夏凛も缶助君も正装で来るんだぞ、いいね」
お爺さまは何を考えているんだろう、
「正装で来い」なんて何をする気なの?
お爺さまは.........
お爺さまに言われた事を缶ちゃんに話した。
「会長は何を考えておられるんでしょうか
僕にまで正装で来いなどと、正装でなんて言われても
僕、碌な服.........」
「何言ってんの、金沢に行くときにスーツ
作ったでしょ、あれを着れば充分よ」
最初のコメントを投稿しよう!