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まだヒロコには言っていないが、父にヒロコのことを言った。
少し秘密にしようと思ったが、あとからバレそうなのでやめた。
今からヒロコにもこの事を言おうと思う。
「ねぇヒロコ。」
「なぁに?」
あ、なんかかわいい。
そんなことより!
「あのさ、お父さんにヒロコのことを言ったんだ。
そしたら、なんか会わせろっていうんだよね。」
「大丈夫!私意外と丁寧な言葉づかいな方だから!」
少し安心だった。
もともと落ちてきたときも上品な服を着ていて
貴族の方かなにかだと思っていた。
少しは期待できそうだ。
* * *
約束の日。
ヒロコに会ってから二日目。
その日は夏祭りだったので、どうせなら楽しもうと父に提案した。
それにヒロコと遊ぶなら色んな所に行きたい。
「アサト。ここにいたのか。」
お父さんだ。
イケメンなくせに少し厳しいのであまり友達はいない。
きれいな金髪も性格にあっていない。
そしてヒロコが挨拶をする。
「アサトの友達のヒロコです。
よろしくおねがいします。 」
「ヒロコ....。
お前っ⁉ヒロコか⁉」
「あ...⁉」
え?もしかしてあったことある?
そして因縁の仲?
もしやもう失敗!?
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