君と僕だけの一週間

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まだヒロコには言っていないが、父にヒロコのことを言った。 少し秘密にしようと思ったが、あとからバレそうなのでやめた。 今からヒロコにもこの事を言おうと思う。 「ねぇヒロコ。」 「なぁに?」 あ、なんかかわいい。 そんなことより! 「あのさ、お父さんにヒロコのことを言ったんだ。  そしたら、なんか会わせろっていうんだよね。」 「大丈夫!私意外と丁寧な言葉づかいな方だから!」 少し安心だった。 もともと落ちてきたときも上品な服を着ていて 貴族の方かなにかだと思っていた。 少しは期待できそうだ。 * * * 約束の日。 ヒロコに会ってから二日目。 その日は夏祭りだったので、どうせなら楽しもうと父に提案した。 それにヒロコと遊ぶなら色んな所に行きたい。 「アサト。ここにいたのか。」 お父さんだ。 イケメンなくせに少し厳しいのであまり友達はいない。 きれいな金髪も性格にあっていない。 そしてヒロコが挨拶をする。 「アサトの友達のヒロコです。  よろしくおねがいします。 」 「ヒロコ....。  お前っ⁉ヒロコか⁉」 「あ...⁉」 え?もしかしてあったことある? そして因縁の仲? もしやもう失敗!?  
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