君と僕だけの一週間

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「お、お父さん。  ヒロコと友だちになる件は...。」 「もちろんOKだ!」 や、やったぁ... なんか僕に対してのキャラも変わってるけど... なんかこっちのキャラのほうが過ごしやすいかも...。 「じゃあ早速綿菓子とか焼き鳥買いに行きましょ!」 「おっしゃ!今日はたくさん遊びまくるぜぇ!」 「「えいえいおー!」」 「お、おー...。」 昔なにがあってこうなったんだろう...。 早速焼き鳥12本を買い、花火がよく見えそうな場所で食べた。 (父5本、僕が2本、ヒロコ5本) 「う〜ん!うまぁい!」 「よっしゃ次は金魚すくいだ!」 「え、金魚育てていいの..?」 前までは金魚でさえも飼ったことなかったのに.. 「もちろんだ!百匹飼おうぜぇ!金ならたくさんあるからなぁ!」 さすが大人の力...! 「お客様すみません!残り金魚が3匹しかいなくて...。」 「......。」 残っている大きな金魚たち。 重くてすくってもらえなかったんだろう。 あんなはしゃいでた2人がでかい金魚を真剣に見つめている。 「おそらく金魚の重さは100グラム。  それで計算するとあれがああなるから...」 なんかヒロコが変な計算式を隣でブツブツ言ってる..! するとお父さんがいきなり 「おお!お前竹田か!」 とさけんだ。 その後屋台の店員の後ろから お父さんと同い年ぐらいの人が出てきた。 「あ!鷹也!  全然昔と変わってないなぁ!  残り三匹しかいないし、1回分の料金で全部やるよ!」 店長がお父さんの同級生だったらしい。 友達をたくさんもつのって大切だなと改めて思ったのであった。
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