キミに会ったら

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キミに会ったら

キミに会ったら 僕は言う 「お互い老けたね!笑」 多分あの時の事は 僕からは聞けない気がする それよりも 初めてキミに会った時に 初めてキミと付き合った時に 聞くべきだった 他愛もない事を聞きたい 趣味  好きな食べもの 好きなアーティスト 笑いのツボ 今更それを聞いても 何かが変わるわけじゃないけど そんな事すら ほとんど知らずに 知ろうともせずに 付き合ってしまった2人 人が聞いたら 笑われるような話を 2人で笑いながら話したい 僕もキミも 幼かった 少なからず 僕らはそれぞれに 月日を重ねた 今の2人なら 笑い飛ばせるはず 僕が望んでるのは それなのかもしれない 僕が覚えてる事 キミが覚えてる事 その2つを合わせて 2人の思い出が完成する 良いことも 悪いことも 笑いながら 話したい そして僕の未完の恋を 完結させたい それが キミへの最後のわがまま キミ「コーちゃん…あの時さ、もう少し大人だったら良かったな…わがまま過ぎ!」 僕「●●もな。メンタル弱すぎ!」 キミ「だって就職したばかりだよ?ホントしんどかったんだから…」 僕「わかる…俺がガキだった…今さら恥ずかしいよ」 キミ「僕も」 僕「まぁお互い様って事にしよ」 キミ「コーちゃん、丸くなったね」 僕「どうせ太ったって言うんだろ?」 キミ「それもある!笑 でも雰囲気でわかるよ」 僕「そんな歳になっちゃったんだな」 キミ「お互い老けたね!笑」 これでいい 募らせる想いを 胸に秘め 僕はキミとの こんな時間を過ごしたい
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