応援

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黄色のたんぽぽみたいなポンポンを持って階段に立った。 一生懸命に踊った。周りの野球部がメガホンを叩く音や声援で吹奏楽の人達の演奏がかすかに聴こえる。 そのかすかな音に合わせて私は踊った。 太陽がギラギラ輝き、暑くて頭の方から汗が垂れてきた。 そこで一旦休憩に入った。 圭太郎「りらちゃんおつかれ!めっちゃ踊り上手やったよ!」 圭太郎先輩が褒めてくれた。 私「ありがとうございます。先輩たちも暑い中お疲れ様です!」 圭太郎「うんありがとう〜、休憩終わったらまた頑張ろうね!」 圭太郎先輩がにっこりとした笑顔でそう言った。 私「はい!」 先輩の笑顔に釣られるように私も笑顔で返事をした。 休憩が終わって席に着いた。先輩達も席に着いていた。 圭太郎「りらちゃんこっちまでボール飛んでくる時もあるから気をつけてね!!」 圭太郎先輩が優しくそう言ってくれた。 優斗「そういう時は俺がキャッチしたるで安心しな!りらちゃんのこと守ったるで!」 私「(笑笑)お願いします。」 優斗「任せい!」 こんなに守ってくれる人がいてすごく心強かった。 圭太郎「ところでさ、りらちゃんインスタ持ってる?」 圭太郎先輩がいきなり聞いてきた。 私「あ、持ってますよ。」 圭太郎「お!っしゃ!試合終わったら探してフォローしたろ!」 優斗「お!んじゃ俺もフォr((」 圭太郎「バカお前には可愛い横井ちゃんがおるやんやめとけって」 (あれ?横井ちゃんってもしかしてマネージャーの横井みなとちゃん?) そう。先輩たちが言っている横井ちゃんは私が去年同じクラスだったみなとちゃんだった。 (みなとちゃんいい感じなんだ) 圭太郎「りらちゃんは、野球部どう思う?」 圭太郎先輩がいきなり聞いてきた。 私「普通にいいと思いますよー」 圭太郎「お!っじゃ俺ワンチャンりらちゃんといい感じになれたりして!」 (この人、私の事狙ってる?) 私「(笑笑)」 まさか恋愛の話をしてくるとは思っていなくて また苦笑いをしてしまった。 優斗「お前りらちゃんが怖がっとるやんやめたれよ。 ごめんなりらちゃんこいつがうるさくて、」 私「いえいえ全然大丈夫ですよ!!」 なんか、狙われてる?
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