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休憩が終わって自分達の出番が来た。 横を見ると、あれ? さっきと違う人が座ってる。 どうやら少しだけ移動した人がいるらしい。 私たちチアも一つ右に席をずらした。 圭太郎「りらちゃんとちょっと離れてまったやん」 優斗「まあこの距離でも全然おしゃべりできるけどね!」 私「そうですね」 圭太郎「それにしても暑いね」 私「めっちゃ暑いですよね。(あっ!!)」 その時私は気づいた。 さっき座ってた場所にハンディファンを置いてきてしまった。 そこにはすでに別の野球部が座っていた。 (どうしよう) 勇気を出してその人に言った 私「すみません!床に扇風機置いちゃいました。取ってくれませんか?」 野球部「お?あー、どうぞ!」 私「ありがとうございます」 その人から扇風機を受け取った。 その人は身長が他の人たちより高くて、すごく整った顔だった。 (か、かっこいい、、、) 圭太郎「あ!扇風機!それちゃんと持っといてよ!じゃないと熱中症になってまうで。」 私「はい!」 またまた圭太郎先輩が優しく言ってくれた。 顧問「じゃあもうそろそろ出番だから階段に立ってね!」 私「はい!」 またポンポンを持って階段にたち踊り始めた。 野球部「イケイケ!!!!」 全員が試合に夢中になって観ている。 私も頑張って踊った...だけど、 踊るスペースが狭すぎてさっきのかっこいい野球部の人にポンポンとか、腕とか脚とかが当たってしまった。 私「きゃー!ごめんなさい」 野球部「ラーラーラーラー♪」 (え?気づいてない?) 野球部全員が試合に集中しすぎて、その人は私がぶつかりまくってることに気づいていなかった。 その時.......... 圭太郎「お、危ない!!!」 優斗「りらちゃん気をつけて!ボール飛んでくるから」 ちょうど私たちがいる場所にボールが飛んできた。 野球部「よしっ!キャッチしたで!」 近くにいた野球部の強そうな人がメガホンで球を受け止めた。 (すごっ) 圭太郎「ちぇ!俺が取ってりらちゃんを守りたかったわー」 優斗「お前は無理やろ。その前に俺が取るしー」 圭太郎「りらちゃん大丈夫やった?危ないで、できるだけかがんでおくんやお!」 私「はい、ありがとうございます♪」 『カチンッ!』 野球部「よっしゃーー!!!!!!」 点数が入って周りの人たちは大喜び 圭太郎「りらちゃんナイス!」 優斗「ナイス!まじでりらちゃんのおかげだよ!」 圭太郎「りらちゃんが頑張って踊り続けたからその頑張りのおかげやお!」 2人ともめちゃめちゃに褒めてきた。 (私踊ってただけなんだけど、、、) 私「あはは(苦)ありがとうございます。」 人に褒められるとやっぱり照れてしまう。 私は苦笑いで返事をした。
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