mon rêve!

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 僕には夢がある。 パントマイマーになるという夢。  10歳のとき、母親に連れられて見たパントマイムの公演が僕の人生を変えた。身体表現だけなのに物語が見える。セリフがないのに声が聞こえる。実際には無いのに分かる。 なんだこれ… 周りの子たちは退屈そうにしていたけれど、僕は違った。 「僕もやりたい」 母親に縋ると 「まあ、あんたがやりたいならいいけど…」 渋々ながらも了承してくれた。 多分、すぐに飽きると母は思ったんだろう。  それからパントマイムの教室へ通った。 だけど、パントマイムへの興味は失われることなく、むしろのめり込んでいった。 中学の進路選択で、フランスのパントマイムの学校へ通うことを決めた。 金銭面は心配するなと言ってくれた両親との約束は一つ。 誰よりも努力すること。 それでも駄目だったら帰ってきなさい。 それから、フランスと英語を学び、筋トレに励み、日本から単身、フランスへと移った。
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