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「綺麗だね」
「これ?」
「うん。初めて話した時に思って···」
「誕生日にアイツ等に貰った。二月の誕生石で、アメシストが使ってあんだって」
これがアメシストと、志貴が紫色の玉を指す。
大粒のアメシストと、青紫のアクアオーラ。黒とホワイトパールの石が並んで、ずっと素敵だなって思ってた。
「誕生日、二月なんだね」
もう直ぐだ。
「石言葉は真実の愛・心の平和・誠実。お前らしくねぇって笑われたけど、今はこれも俺らしいだろ」
「…?」
「これ貰って直ぐ、鞠見付けた。俺にとって鞠は、見てると気持ちが楽になって、鞠の前では誠実でいられる。好きって気持ち初めて知った」
「ッッー」
「マジで鞠が好きだから、もうさっきみたいな事聞かないで」
「…ごめん」
「良いよ」
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