朝の恋は、あなたの色

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朝の恋は、あなたの色

「今年のボーナスって、やっぱり下がりましたよね」 「ああ」 早朝のオフィス。事務職の真弓と部長の彼はそう、ため息をついていた。 「部長って、たくさんもらっているんですよね」 「あのな。君はまだ独身だからそれを一人で使うんだろう?俺なんか家族で使うんだからな」 「まあ、そう言われてみれば」 「家族で割ればな、君の方が使えるはずだよ」 米本部長はそういうと書類を持って行ってしまった。コロンの香りを残した彼、真弓はその背中を見ていた。 ◇◇◇ 大手出版社の事務職の真弓は残業が嫌いだった。詳しく話すと、残業している女が嫌いだった。仕事がとっくに終わっているくせに、男性社員に誘って欲しい女先輩が残業をしているからだった。 しかし真弓も仕事がたまることがある。そんな時は早く出社し仕事をすることにしていた。誰もいない早朝のオープンオフィス。そんな時、唯一いた他部署の部長の米本と話をするようになった。 「おはようございます、あの、米本部長ってどうしてこんなに早く来るんですか?」 「悪いか?」 「いいえ?その、部長ならゆっくりでもいいかと思いまして」 なぜか早く出社している彼は真弓と一緒にオフィスのブラインドを開けながら話した。 「実はな。俺の幼馴染が近くの会社にいてな。俺の近所なんだが、そいつの車に乗せてもらっているんだ」 「そうか、その人は早い出社なんですね」 「まあな、俺に合わせてもらうわけにはいかないもんな」 中年なのに少年のような笑顔。真弓は週に何度か、彼と早朝のオフィスで飾らない会話をするようになった。仕事では全く接点がない二人は気さくに話をしていた。 「おい。明日、ってノーネクタイの日だよな」 「そうですよ」 「何を着てくればいいんだ?教えてくれよ」 「奥さんとか、娘さんに聞けばいいじゃないですか」 「……いやいや、うちの家族のセンスじゃ危ない。今の俺のスーツだって。俺が買っているんだから」 「自分でですか?そう、か」 おしゃれだなと思っていたが、それは彼のセンスと知った真弓。思い切って聞いてみた。 「そのコロンもですか?」 「これか?ああ、これもそうだ」 「どこのブランドですか」 「へえ。これが気になるのか」 意地悪な顔。真弓はすまして答えた。 「別に?電車で同じ人がいたのでつい、それよりも」 真弓は彼の持っている服を聞き出し、私服のアドバイスをした。すると翌日、会社では恐ろしいことが起こっていた。真弓の同僚は彼女に囁いた。 「ねえ、皆川さん。うちの男性社員って、スーツ以外、持ってないの?」 「そう思われても仕方ないですね」 私服で来いと言われると。とんでもないセンスの中年男性ばかりだった。しかし、一人だけ素敵な人がいた。 「米本部長って素敵ね。スタイルもいいし。優しいし」 「……そうですか?他に素敵な人もいると思うけど」 「何を言っているのよ!部長はね?若い頃は営業ですごくモテたそうよ。今の奥さんは、奥さんの方からアタックしてきてね。奥さんの家が取引相手のお偉いさんだったし、綺麗な人だったから。あっという間に結婚したって」 「詳しいですね」 「ふふふ。なんでも聞いて?それでもね。米本部長の結婚式にね、別れたはずの彼女が怒鳴り込んできたそうよ」 「へえ。修羅場じゃないですか」 「そうなのよ。私も先輩から聞いたんだけど、あーあ。その現場、見たかったな……」 同僚は嬉しそうに続けた。 「でね?その時は会社のみんなで女を取り押さえたんだって。ホテルの人も来てなんとかなったんだけど。女が暴れたから床に髪の毛がいっぱい落ちてたって」 「ホラーですね」 「ええ!でも部長って二股じゃなかったそうよ。きっと、それほどモテたってことなんでしょうね」 今は中年の彼。真弓はその背中をじっと見ていた。 この日、真弓は仕事を終えて帰ろうとした。この時、真弓の上司に呼び止められた。 「皆川君。急いで帰る用事でもあるのかね」 「そういうわけではありませんが」 「では。彼女の仕事を手伝ってやりたまえ。毎日、彼女は残業してるんだぞ」 「……はい」 ……はあ。残業女の魂胆を知らないんだな。 真弓は女先輩に声をかけた。 「先輩、お手伝いをします」 「え。いいのよ、別に」 「上司にそう言われましたので。これを入力するんですか?」 真弓は彼女から仕事を奪うとさっさとこなしていた。はっきり言って真弓の方が仕事をしている現状。残業女は日中は手を抜き、こうして夕方から仕事を始めているのだと真弓は確信した。 「これ、終わりました。それも手伝います」 「でも、私は」 メイクを直した顔に、胸元が開いたブラウス。真弓は目を細めた。 「先輩が終わらないと、私は帰れないんです。さあ、終わらせましょう」 こうして真弓は仕事を終わらせた。残業女はまだオフィスにいようとするが、真弓は彼女を誘ってロッカー室に来た。そして二人で退社した。 翌朝、真弓は米本に話を聞いてもらっていた。 「残業目当てか。お前も大変だな」 「他人事ですよね?まあ、そうですけど」 「申し訳ないが、こっちも大変なんだ」 頭を抱える米本。真弓は彼の仕事の内容を初めて聞いた。 「我が社は漫画も出しているだろう?それの海賊版があまりにひどくてな、売上に響いてしまって」 「ああ。私、海賊版を読んでますよ」 「なんだって?!」 「そんなに驚くことですか?」 真弓は彼に話した。 「私、これでも帰国子女なので、どんな翻訳されているのか気になって読んでいるんです」 米本は椅子をくるりと回した。 「なるほど。して、実際はどうなんだ?」 「ひどい翻訳ですよ。でも。出版側も悪いと思います」 「……話を聞かせてもらおうか。はい、お嬢さん、こちらにどうぞ」 急な真顔。彼の進める隣の椅子。真弓は座った。 「で?あ。これチョコ食う?」 「要りません」 「じゃ、俺が食う」 そんな米本に真弓は話した。 「ええとですね。端的にいうと。海外の読者だって早く漫画を読みたいんですよ、それなのに新作の翻訳は遅いじゃないですか?だから待ちきれなくて海賊版を読んでいるんです。出版側の正式な翻訳の作品があれば、そっちを読みますよ」 「だがな、今以上に早く翻訳するのは現実的じゃないな」 「ふふふ」 「なんだ?」 真弓。黒い顔で話した。米本は驚いていたが、納得してくれた。 「そうか。その手があったか」 「はい。頼めばきっと喜んでやってくれますよ」 「……皆川、お前って」 その時、オフィスに人がどんどん入って来た。二人でいるのは違和感があり、視線が気になった。 「私、戻りますね」 「あ、ああ」 真弓は仕事に戻った。彼との仲を誤解されないように、振り返らなかった。 ◇◇◇ その日、真弓は上司に説教された。 「君はだね。彼女があんなに困っているに、よく平気でいられたものだ」 「お言葉ですが。仕事量は私の方が」 「ああ、確かに君の方がたくさん仕事をしているようだがね、私はそれがおかしいと思っているんだ」 「え」 残業している女を庇う上司は真弓に厳しく言い放った。 「君が毎日、定時に帰るなんて。これは手抜きをしているとしか思えないよ」 「そんなことありません。もし、そうだとしたら、支障が出るはずです」 「……もういい!だから君と。彼女の仕事を交換することにした」 「え」 名案と思っている上司。真弓は呆れてしまった。しかし、これは実行された。 ◇◇◇ 「米本部長、聞いてくださいよ」 「男に振られたのか?」 「そんなんじゃありません」 翌朝、真弓は経緯を相談した。彼はコーヒーを一口飲んだ。 「だったら。いう通りにしたらいいじゃないか」 「でも。きっと、終わらないですよ」 「それは上司の責任だ。まず、お前は与えられた仕事をちゃんとこなすことだ」 「……わかりました」 「そんな不貞腐れるなよ。あ?そうだ。先日のお前の提案だが、これを会議で諮ろうと思ってるんだ」 彼はパソコンの画面にこれを表示させた。真弓はちらと見た。 「へえ、まあ、うまくいけば良いですね」 「他人事だが、お前の立案だぞ?」 真顔で見つめる彼、真弓はため息で返した。 「だって本当に他人事なんですもの。私は管轄外だから、部長の立案にしてくださいよ」 「あのな?俺に譲ってどうするつもりだ?見返りを期待しても何も出てこないぞ」 冗談混じりで見返りと言われた真弓。なぜかすごく悲しかった。 「別に。何も要りませんから。では、これで」 「皆川?」 社員が続々とやってくる朝のオフィス。真弓は自分の席に着いた。窓の外は雨だった。 ◇◇◇ 「先輩。これと、これです。そしてこれもです」 「こんなに?ええと、これもなの?」 頭に来た真弓は容赦なく残業女に仕事を持ってきた。 「これはまだ一部です。他にもあそこにあるのがそうです」 「……」 「先輩の分は引き継ぎしました。何かわからないことがあったら、いつでも聞いてください」 そう言って真弓は残業女の仕事を始めた。これはあっという間に終わってしまった。全ての事情を知る同僚はランチの時に真弓にこぼした。 「私は皆川さんがすごい量をこなしているのを知っているけど、うちの上司は知っているようで、知らないのよ」 「そうみたいですね」 「それに、なんていうか。皆川さんって、淡々と作業するから。簡単にこなしているように見えるのねよ」 「そういう顔なんで、どうしようもないですよ」 この日。真弓は午後からすることがないほどだった。しかし、何かせねば上司に誤解される身。仕方ないので廊下のシュレッダーの周りを箒で掃除していた。ここに米本が通った。 「お前、ずいぶん暇そうだな」 「誰かさんの結婚式では、こんな風に髪が落ちていたそうですね」 思わず意地悪を言った真弓。米本は眉を顰めた。 「いやいや。もっとだよ。さらに血もあったんだ」 「血ですか?」 「ああ。みんなに血の痕の意味で『血痕式(けっこんしき)』って言われたんだから」 「ふ」 笑った真弓。米本も笑った。 「朝はすまなかった」 「別に」 「……まあ。そんなに思い詰めるな」 彼は肩に手をポンと置き、廊下の奥に向かった。騒がしいオフィス。肩はじんと温かった。コロンの香りが残る廊下。真弓は彼の背中をじっとみていた。 翌日から。真弓は引き継いだ仕事をしていたが。女先輩はやはり仕事がこなせずにいた。その結果、取引先に迷惑をかけるため、真弓に仕事が戻ってきていた。 「先輩。これは私がやりますので。これだけお願いします」 「ええと、これを送ればいいのね」 「そうです!あとの計算は私がやりますので」 このやりとり。さすがに上司もわかってきた様子で真弓達を見ていた。そして、女先輩は別室に呼ばれていた。この間、真弓は二人分の仕事を必死にこなしていた。 ◇◇◇ 「はあ。おはようございます」 「おはよう、これ、コーヒーだ」 「ありがとうございます……」 「まあ、座れ」 早朝のオフィス。女先輩のせいで仕事が溜まってしまった真弓。そんな彼女に米本はコーヒーをくれた。 「どうだ?その後、残業さんと仕事の交換は?」 「ま。言われるままやっているだけですよ」 「……会社っていうのは、仕事だけしていればいいと思うんだが、そうもいかないよな」 彼はそう言ってブラインドを慣れた手つきで開き出した。 「俺も、昨日は接待だったんだ。でもよ。相手がこう、独身女子でさ。ちょっとな」 「もしかして誘われたとか?」 「……ああ。やばかった」 「綺麗な人だったんですか」 「あのな」 米本は呆れた顔で腰に手を置いた。 「俺がそんなことをする男に見えるか?」 「え」 「それに、まあお前の方が綺麗だよ」 「え」 「さあ、仕事だ」 彼はそう言って真弓の頭に手をポンとおいた。オフィスには朝の太陽が眩しく入っていた。 そしてその日。真弓は上司に別室に呼ばれた。 「すまなかった」 「え」 「皆川君がいつも早く退社するのでな。てっきり君の仕事が少ないと勘違いしていたが、そうではなかったんだな」 「は、はあ」 「実は、先日、部長会議があったんだ」 上司は決まり悪そうに話し出した。 「そこで半期で表彰する優秀社員の話になったのだが、他部署の部長達から君の名前が出てきたんだ」 「そうなんですか」 上司は深呼吸をし、何かを読み始めた。 「我が社の漫画の海賊版の被害についてだが、現在、訴訟を検討しておる。しかし、それの対策として同時に新たな翻訳体制も進めておる。その中の『海賊版を違法に制作している海外製作者に、正式に費用を払って正式版を作成してもらう』というプロジェクトだが、これは君が発案だとか?」 「米本部長とそんな話をしましたが」 上司は疲れたように首を垂れた。 「この『敵を味方にする案』は、どうして思いついたのかね?」 「……あの人たちも本当は悪気はないんですよ。それに違法でビクビクしながら海賊版を作るよりも、給料をもらって翻訳する方が彼らも嬉しいはずです。それにノウハウもあるし」 「海賊版を作っていたものが正式なものを作るんだ。海賊版も減って二重の効果がある、と社長も喜んでな。現在、これが進んでおる」 「よかったですね」 静まり返った部屋。上司は汗を拭いた。 「それに、君はあれだね。今まで朝早く来て仕事をしていたそうだね、知らなかったよ」 「勝手に早く来ていただけなので」 「それにだ。私は残業ばかりしている彼女が気の毒と思っていたが、やはり他の部署からおかしいと話が出てな。聞く所によると男性社員をタクシー代わりに使っているようで。私が叱られたよ」 頭を抱えている上司。真弓は黙って聞いていた。 「本当、君には悪いことをした」 「私も、報告が十分ではありませんでした」 これで元の仕事に戻る、と思っていた真弓。しかし、上司の話は続いた。真弓は辞令を受けた。この仕事帰り、夜風の中、真弓は米本を待ち伏せた。 「部長!私」 「……なんだ?どうした」 「あの、部長、私、辞令って」 「ああ。昇進おめでとう」 「やっぱり、知っていたんですね」 夜のオフィス街。長身の彼は静かに歩き出した。真弓は隣を歩いた。 「もしかして。部長が私を推薦してくれたんですか?」 「さあ?」 「部長!教えてください」 「腕を掴むな!全くお前は」 信号待ち。二人はそのまま腕を組んでいた。彼は夜風の中、話し出した。 「お前は元々、企画をやりたくて、うちの会社を志望したんだろう」 「なぜそれを?」 「履歴書を見させてもらった」 街の喧騒、車のクラクション。彼は話し続けた。 「お前の学歴と能力なら企画で当然のはずだ。だがなぜ今の総合事務にいるのか俺も調べてみた。これは答えになるかわからんが、お前と同じ時期に企画に入ったのが、専務の姪だった。まあ。親族会社だから、文句は言えないさ」 「その人って。確か、取引先とトラブルになって最近辞めた人?」 「し!親族会社って言ってるだろう!そこはスルーしてやれ」 米本はそう言って真弓と組んだ腕をギュを絞めた。 「それに……お前はここで収まる女じゃ無さそうだし」 「でも、私、そんな大事な役職なんて」 信号は青になった。二人は歩き出した。 「できるだろう。俺が見込んだんだから」 「部長」 「言っておくが。俺は実力で選んだんだ。顔で選んだわけじゃないから安心しろ」 「ひどい」 「ははは」 やがて、駅になってしまった。真弓は勇気を出した。 「部長、今夜は、付き合ってください」 真弓は帰りたくなかった。すると米本は真弓を見下ろした。悲しい、しかしどこか優しい目だった。 「お前はな。俺にとって朝の女なんだ」 「え」 「……だから。夜はダメだ。俺達はこのままだ」 「部長」 彼はスッと腕を離した。 「じゃあな。また明日!」 「はい……」 肩を叩かれ改札を通り別れた真弓。電車の中、その窓、涙が出てきた。袖で涙を拭うと彼のコロンの香りがした。その匂いにそっと目を瞑った。自分はこんなに彼が好きだったと、今、ようやく認めた。 ……結婚式に乗り込んだ女の人か。私も、それができたらな。 なりふり構わず真っ直ぐな思いの女性の行動。そしてそんな彼を許し結婚した奥さん。真弓は全てに、負けていた。 ……優しくて素敵なのは、奥さんがいるから。大人で余裕があるのは、奥さんがいるから。好きになったのは、既婚者だから。 やがて、降りる駅になった。真弓は人並みと一緒に降りた。秋の夜空は彼女を励ますように星が瞬いていた。この夜、真弓は思いを涙で流した。 ◇◇◇ 翌朝から真弓は元気に出社した。実際仕事の引き継ぎで大変だった。毎日、早く出社する日々を過ごしていた真弓、心はめげそうであったが、米本とは今まで通り会話していた。そして、その日になった。 「おはようございます。部長、今朝は遅いですね」 「お前が早いんだろう」 「だって。今日で最後なんですもの」 そう言ってブラインドを開く真弓。この日で真弓は異動になっていた。彼は机の下から何やらゴソゴソと取り出した。 「皆川。手を出せ」 「ゴミですか?」 「お前って奴は本当に……ほら」 それは、贈り物。真弓は早速開けた。 「うわ?香水ですか?……もしかしてこれ」 以前、彼の香水名を聞いていた真弓。その瓶は明らかに女性用だった。しかし、真弓はこれを抱いていた。 「お前を推薦した俺からの餞別だ。まあ、それで、頑張れよ」 恥ずかしそうに頭をかいた彼。そのままパソコンに向かった。真弓はその背に打ち明けた。 「……あの、部長、最後に聞いていいですか」 「なんだ?」 朝のオフィス。誰もいない空気の中、振り返らない彼。真弓。思い切って聞いてみた。 「私のこと……好きでした?」 「……」 「私は好きだったんですけど」 すると彼は椅子をくるりと真弓に向けた。 「好きじゃなかったら、そんなものやらないだろう?いいから、さっさと仕事をしろ」 「はい!」 その言葉だけで十分。真弓は受け取ったものをそっとバッグにしまった。朝のオフィス。だんだん社員が入ってきた。眠そうな顔、しっかりメイクの人。電話の音、行き交う会話。オープンオフィス、誰もいなかった米本と真弓の間にどんどん人が埋まっていった。 もう見えないその背中。互いの連絡先も知らない仲の二人。でも大好きだった人。でも、多分、もう会うことのない、会ってはいけない二人。 真弓の朝の恋、片想いは実らなかったが、ちょっと叶った気がした。たくさん涙を流した分、この晴天の朝、彼女の心はもっと晴れていた。 fin
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