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天野さんのことになるとキツイ女の子達は店内に残っていて、珈琲も頼まず椅子に座り・・・残った天野さんと私を見ている。 それなのに天野さんはまたナチュラルに話し掛けてきて・・・。 「俺の個人の連絡先教えておく。 どこの店入ったか教えろよ。 で、危なくなったらすぐ連絡しろ。」 私が固まったままでいたら、キッチンカウンターにあったメモとペンで連絡先を書き私に渡してきた。 それを無言で受け取り・・・ 少しだけ天野さんを見てから瞬きをした。 そんな私に天野さんは満足そうな顔で笑い珈琲店を出ていき、それを追うように女の子達も出ていった・・・。 勿論、この話は夕方には社内に広まっていた。
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