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なので、その日の仕事が終わって・・・ 沢山の社員からの視線を感じながら、男性社員と会社を出た・・・。 男性社員は特に緊張した様子はなく、流石大企業の営業さんだなと思った。 男性社員2人だった時よりも凄い紳士にエスコートをしてくれ、お洒落なレストランに入ると個室に通された。 「予約してくれたんですか・・・?」 「うん、せっかく2人だしね。」 「当日でしたし金曜日で・・・大変でしたよね、ありがとうございます。」 私がお礼を言うと男性社員は恥ずかしそうな嬉しそうな顔で笑った。 その顔を見ながら瞬きをする・・・。 男性社員がメニューやお酒も決めてくれ注文をしてくれた。 その後に私は男性社員に断りを入れ、スマホを取り出しメッセージに文面を打っていく。 「天野・・・?」 「はい、ごめんなさい・・・。」 「俺は別にいいけどさ、天野って2回目はない奴って有名だけどいいの? いいのっていうか、笠原さんが処女じゃないなら1回目も本当はないらしいんだけどな。」 「それは・・・なんといいますか、はい・・・。」 「笠原さんって、本当に処女じゃないんだよね?」 この質問をまたされて・・・恥ずかしいけどまた小さく頷いた。
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