第2話「突然」

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第2話「突然」

な、な、なんじゃこりゃぁぁ!!! さら地になってるじゃねぇかぁ!!! なぁキャベジ俺らさ学校どうするよ どうするって言われてもなぁ 2人はじっくり考えてこの結論に至った よし学校行かなくてもいいし遊ぶか! キャベジどこ行きたい? どこ行きたいって言われても俺は公園とかかな〜 意外と普通だなw遊園地とか言い出すかと思ったわw おいキャベジ信号変わるぞ!走れ! 急すぎるだろ! タッタッタッタッ……ピーーーーー!!!ドンッ…………… 君たち!大丈夫か!?くそぉなんでいきなり道路に出てくるんだよ…ボソボソ 数日生死を彷徨い… 「朝8時40分トマトンさんとキャベジさんの死亡確認しました…」 俺たちは呆気なく死んだ ぶつかって死ぬ瞬間何かがフラッシュバックしたその"なにか"っていうのが俺がプレイしてた野菜大戦争だ ただただ怖いと思い目を瞑っていたら 突然体の感覚が変わり体がポカポカしてきた自分自身を見てみると何故かゲームでやってたトマトのアバターになっていた事に気づいた、状況が呑み込めずにいた俺は必死にキャベジの名前を呼んだ。 キャベジ!!!なぁキャベジ!返事してくれよ! うるさいぞ!人が気持ちよく寝てるっていうのに! キャベジィ(泣) なんでトマトン泣いてるんだよ、てかトマトン…ゲームとまんまの格好してないか? トマトンはキャベジがいることを確認し安心して涙を拭った ところでキャベジも白菜になってること、まだ気づいてないのか? 俺が白菜?またいつもの冗談か?w ………え?…えぇぇぇぇ!! ちょっと待て!これもしかしてゲームの世界とリンクしてないか? なぁトマトン俺ゲーム?とかやったことないから色々教えてくれよ いいぞキャベツ…確かこの言葉を言えば「開けゴマ!」じゃなくて「システム・オープン!」 その言葉を言った瞬間ピロンっと目の前に謎のモニター?らしきものが現れた トマトン!これ俺の個人情報全部書いてるぞ! そうだなここはゲームの世界だから攻撃力とかMPとかがあるな、そろそろ夜になるし元々持ってるティル(お金)を使って宿に行くか キャベジ今いくら持ってる? 俺が持ってるのは30ティルだ キャベジのお金…意外と少ないな 俺は300ティルだからキャベジの分も払うよ 明日は資金稼ぎにモンスター狩りにでも行くか、急に変わった新生活がいよいよ始まるな 一肌脱ぎますかぁ〜! 2
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