第1話「始まり」

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第1話「始まり」

人類が滅亡して野菜が自我を持つ物語。 ピピピピーピピピピー あれ…もう朝?はっ!学校だぁ〜〜〜〜あ?遅刻ですやん。 俺の名前は「トマトン」ただのトマトだ いつも退屈な日々を過ごしてる訳だが 今回はそう、今回だけは退屈じゃない! それは…                退屈じゃないんだ! いつもより少しそわそわするなぁ おぉーーい!!トマトン!おぉーーい! うわぁ毎日毎日朝からうるさいなぁ おぉーーい!トマトn うるせぇぇぇぇ!!!!!! ちぇっそんな怒らなくてもいいやんか… このうるさいのが俺の親友の「キャベジ」だ 俺がまだ10歳の時にイジメから助けてくれたけどウザいやつだ 感謝はしてるけどうるさいんだよな ただ一瞬叫ぶだけなら許す、でもな ずっと聞こえてんのに呼んでくるんだよ まぁこいつは俺の親友キャベジだ 退屈な日々を少しぶち壊してくれる 最高の親友だな 世間話は置いておいてイベントの話に戻ろうか、俺には最高のショーがあることを教えてなかったなそれは…「リレー」だ! 一位を取ることだ!!俺の一番の目的は彼女を作ることだ!俺には彼女が出来たことがない! 俺の理想を説明しよう 理想 「キャー!トマトン君かっこいい!彼氏になって〜!」 現実 「なにあの陰キャ、ねぇこっち見てるよ〜きもーい」 リレーじゃなくてクールキャラ気取ってればいつか彼女出来るんじゃね? 俺はその結論に陥った お〜い聞こえてるかー? あぁ聞こえてるよキャベジ ちゃんと寝てるか?トマトンもしかして ゲームばっかりしてんじゃねぇの? 確か…あれ…あれだ「野菜大戦争」だよな あれっておもしろいのか? あれはおもしろいぞ気づけば1時間経ってるレベルでな 我ながら恐怖を感じるよ笑 主人公が俺と同じトマトでなその親友が白菜なんだよな そうなんだ俺たちに似てるな   トコトコトコトコトコトコトコトコトコ もうそろそろ学校着くな… 話しながらだったらすぐ着くよな 時間って儚ねぇー……… え?なんだ…これ… 1
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