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好きと後悔
結合部分が動きに合わせてグチュグチュと卑猥な音を立てる。
柚は、喘ぎながら力の入らない手で一生懸命、梅臣に縋りついていた。
「うめっちゃ…すき、すきだよっ」
「っ!」
『梅くんは、いい子だから好きだよ』
ダメだと、分かっている。
柚さんは、あの人じゃないと分かっている。
でも…
「梅くんって、呼んでください」
「…うんっ、うめ、くん…すき、だよ」
あの人と重ねるなんて、俺は最低じゃないか。
梅臣は、ただひたすらに後悔の気持ちでいっぱいだった。
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