プロローグ

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プロローグ

「またね、(うめ)くん」 「はい、また明日!揺先輩!」 あの日、何事もなく別れたはずだった。 「眞島(ましま)(ゆする)、恋人と色々あって学校やめたらしいよ。なんでも、恋人に嫁がいて子供もいたとか。同情するけど、それで学校辞めるとか。どうするんだろうね」 「絵の才能あって賞も何回が優勝してたのにね。勿体なー」 昨日まで笑いかけてくれた先輩はいなくて。 俺は、どん底に突き落とされた。 「この病名を創るなら、どうなるだろう」
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