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もしかして鏡から見えている? そう思った途端、音寧の恥ずかしさが頂点にたどり着く。それでも快楽を追う身体は止められない。
蜜壺の入り口を包囲しながら秘芽を摘んで愛蜜を湧き上がらせた自分の指を蜜口に入れれば、ひとさし指一本では物足りないと中指も追加され、二本の指をバラバラに動かしながら蜜襞を擦りたてていく。きゅうきゅうと締め付ける蜜洞が求めるのはもっと太くて硬いものだけど、それでも与えられた刺激に身体は貪欲に反応する。もっと気持ちよくなりたいと残された指も秘芽をぐりぐり押し付けて、音寧の腰が弓なりに跳ねる。
「あぁ……もぅ、達ってしまいます……あぁ…ん!」
『達してもそのまま手を止めたらいけないよ。俺がいなくても自分で慰められるようにならないと』
「そんなっ……いやっ、有弦さまっ! そんなこと……はぅうんっ!」
そんなこと言わないで、自分がいなくても慰められるようになれだなんてひどいこと……心のなかで抵抗しながら、音寧はひくんひくんと身体を弾ませ、なおも終焉の見えない快楽にひとり溺れてしまう。
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