2-08. 禊で暴かれる身体

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 手袋越しに資の指がふとももの付け根をなぞっていく。秘処にたどり着いた彼の手はぷくりと勃ちあがったままの花芽にふれる。その瞬間、とろみを帯びた愛液が下肢から垂れてお湯に混じり、音寧の身体をふるふると震わせた。  音寧を包み込むように身体を寄せる資の肩につかまりながら、手袋の動きを瞳で追えば、彼は彼女を慈しむように親指で花芽を撫で、溢れる愛液でぬめりを帯びる蜜口へひとさし指を侵入させる。革の感触に怯んだように見えた蜜口も、さきほどの絶頂の余韻が残っていたからか、二度、三度と秘芽を擦り立てて愛液を分泌させられるうちに自然とほぐれていった。自分の指とは異なる感触を受け入れた音寧は、ひくん、ひくんと身体を痙攣させながら息をつく。 「あぁ……っ」 「可愛い声だな。淫魔の前でもそのように啼かれていたのか」 「――違っ、あん!」  思わず甘えたような声を出した音寧は資に咎められるような質問をされ、慌てて否定しようとするが、ぐりぐりと秘芽を刺激されて最後まで話せない。おまけに膣壁を擦り立てるひとさし指に翻弄されてあたまのなかに靄がかかってしまう。
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