2-08. 禊で暴かれる身体

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 体中に熱が籠もる。もっとと求める身体ともう限界だと訴える心が悲鳴をあげる。湯船のなかで繰り拡げられる禊という名の彼の愛撫に、音寧はついに陥落する。 「ぁあっ! おかしく……なって、しまいま…す……ゆ、げんさまぁあぁんっ!」  音寧が知らなかった、過去の有弦――資の手によって。
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