2-09. 芽生えた想いと躊躇いの間
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不安そうな音寧に詰め寄られて、資は困惑してしまう。昨晩身体をまさぐられた男の前で、警戒心も持たずに近寄る妖精のような彼女の可憐な着物姿に、資もタジタジになっている。何か言わなくてはと口走ったのは。 「俺以外の男に、見せたくない……!」
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